Top message

トップメッセージ

一人一人が生き生きと仕事をして、
輝きを放つ。
そんな会社を目指しています。

Message 01

この仕事のおもしろさを知る。

私は、生まれも育ちも北海道の小樽。そして、初めての就職先も地元小樽の水産会社でした。
そこでは、札幌のお寿司屋さんへ保冷車で配達するルートセールスマンとして働く日々を送ります。数年経つと、会社がロシア貿易をスタートすることとなりました。そして私は、その部署に配属となったのです。

この部署での仕事はルートセールスとは大きく異なりました。カニやエビの商品知識を深めつつ魅力を探求し、全国各地に電話で営業して大きな金額を販売するのです。ダイナミックで商社のような営業方法は、私にとって大変新鮮でした。

どんどん電話して、どんどん売上が伸びる。やればやるほど実績が増えていくこの仕事が本当におもしろく、日に日に仕事が好きになりました。それは、毎日会社に行くのが楽しみなほどです。そのような日々を送るうち、自分自身で一からやってみたいという思いが強くなり、独立して会社を経営することが夢となりました。

Message 02

己と向き合い、ピンチをチャンスに。

そして2002年7月。独立するチャンスが巡り、有限会社札幌協和水産を立ち上げました。創業当初は過去の経験と実績を活かして、年々右肩上がりで業績は伸びて行きました。しかし、業績とともに私の鼻も伸びていき、気付けば天狗に。すっかり傲慢経営になっていたのです。そうして迎えた2008年、リーマンショックが発生し世界的な大不況になりました。

私たちも例外ではなく、このあおりを受けました。中でも得意商材の冷凍カニは、需要が激減。買い手がまったくつかない状況になり、相場は音をたてて崩れていったのです。数十億円レベルで保有していた当社の在庫を販売した結果、大変大きな損失を発生し、倒産の危機に遭遇しました。

私は何をどう考えて良いのかわからなくなり、経営の勉強を始めました。そこで出会ったのが、稲盛和夫氏の著書「生き方」です。「人間として何が正しいのか」で判断するといった、正しく生きるため、正しく経営するための判断基準を教わり、自分の生き方を問いただすチャンスをいただきました。
人は何のために生きるのか。生きる意味、生き様とは何なのか。これらを必死に考えるうちに人が生きるということは自分の好き勝手に生きるということではなく、世の中に生かされているんだということに気づき、そう思うと世の中に対しても、人に対しても感謝の気持ちが湧いてきました。そしてそういう人間力を高めることが結果として自分の人生にも、経営にも多大な影響があることを理解したのです。

Message 03

毎日わくわくする会社を作りたい。

この気付きを得て、今までの考え方を改めた現在の経営理念を作成しました。札幌協和は、何のために、誰のために存在するのか。従業員を幸せにするとは、どういったことなのかをとことん考えました。
そこで私は、小樽の水産会社で働いている頃を思い出しました。毎日会社に行くのが楽しみになるほど仕事がおもしろかった日々です。そして、札幌協和で働く全員が、働くことを楽しいと思える会社にしたいと考えるようになりました。

具体的な目標を持ち、一人ひとりが自己実現できる会社。
自分の成長がわかり、自分の夢が叶えられる会社。
明日、会社に行くのが楽しみで、わくわくするような会社。
今日一日が終わった時に達成感や満足感があり、幸せを感じられる会社。

これらを実現するためにも、人間力を高めることを経営の中心に置いています。売り上げを伸ばしていくためにも、一人一人の意識を向上させていくことが欠かせません。札幌協和で働く全員が自分の役割と責任を認識して、活躍、躍動できる環境にしていくのが、私の使命であると思っています。
お客さまによりよい商品をお届けすることが、私たちの幸せにもつながります。一人でも多くの仲間と同じ目的を共有し、経営理念を高め続けていくことを目指します。